第3回

学校教育を越えて。

【冒険者たち】

2年前の夏に Taiki Yamamoto さんに書いて頂きました。

改めて、私がNPO法人はたらくらすを始めた理由や

原動力を見事に言語化して頂いたなぁと思い

今の気持ちと合わせて

5回に分けてお話ししている第3回目

<学校教育を越えて>

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【冒険者たちより】

<学校教育を越えて>

育児や教育。

正解はないはずなのに、

世間の固定概念が強いことに

“違和感”を覚えた。

「私のやりたい子育ては、

もっと違うものだと思ったのです。」

社会に対する問題提起。

それはある意味、

自分の生きる価値を求める

心の反動だったのかもしれない。

しかしその理想は、

ときに他者の批判に繋がり、

その落差に苦しめられる自分がいた。

選択理論という心理学に出会ったのは、

そんな時だった。

「自分の欲求を、客観的に

俯瞰することから始まります。」

自分の願望を明確化し、

自分の現在地を知る。

目標を設定し、優先順位をつける。

自分の生き方がシンプルになった。

「自分の夢を、

素直に追いかけていいんだって。」

―そう思えると、

気持ちがすっと楽になりました。

理想像があった。

地域には魅力的な人材も、

素敵な場所もたくさんある。

それなら、

街全体が教科書になればいい。

「人が輝き、

場が生まれ、

その結果として“街”が育つ。」

2017年11月NPO法人はたらくらすを設立。

「ワークショップやマルシェなど、

実社会と結びついた学びの場を、提供しています。」

個性は宝だ。

一人ひとりの自己実現の舞台となることで、

街は輝きを増していく。

「何かを感じ、自ら考え、

行動し、結果から学びとる。」

その出会いの場を、

子どもに提供する私たちが、

学ばせてもらっているという奇跡。

子どもへの愛。

地域への愛。

すべて正しい。

だからこそ、夢を形にしていこう。

私たちにはそれができる。

その思いが、街の未来を走らせる。(完)

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この記事から2年経った“今”だから思うこと…

私の中では、

子育てスタイルと

はたらくらすの運営がリンクしていると思います。

私の子育てスタイルは

個性を伸ばす子育て

つまり、

その子の好奇心が高まるツボを見つけ、

それに伴う行動を尊重していく子育て。

長男の好奇心が高まるツボは

端的に言うと

「大人が危ないからやめなさい」

という類のこと( ̄▽ ̄;)

1歳、足にトゲが刺さったまま裸足で走る

2歳で釘打ち

5歳で魚捌き

6歳で薪わり…などなど( ̄▽ ̄;)

しかしながら、本人は楽しそうなので、

その行動を尊重し、

できるだけ環境を整えてきました。

その結果、

13歳で本棚付きの小屋をつくり、

14歳で幅160㎝、高さ180㎝、奥行50㎝の大きさ且つ3段の水槽置きをつくり、

12歳~15歳までに約300種類、1,000匹以上の魚を捌き

漁師に憧れる16歳になりました。

その子の中にある好奇心の熱量によって

ここまで高まるものなのかぁと感心してしまいます。

因みに、次男、三男は長男ほど強烈ではないので

観察していて楽しいです(笑)

つまり何が言いたいかというと、

私は、「やってみたい!」と思うことを

叶える環境を整えれば

可能性の芽が伸びていくと思っています。

しかし、自分一人で環境を整えるのは

難しいとも思っています。

我が家の子育てでは、

夫や夫の友人、私の友人、両親の

力を借りて整えてきました。

このことを、

我が子だけでなく、

地域に住む子どもたちにも

色々な人の手が借りられる環境を整えたいと思い、

“NPO法人はたらくらす”という団体にしたということも

団体設立の目的です。

更に、おとなの「やってみたい!」も

応援している“はたらくらす”です。

色々な人に立ち寄って頂き、

その方自身が輝き

その方の周りに場が生まれ

場所というよりも、

現象のような人々の行動が

街のあちこちでニョキニョキ生まれ、

その結果“街”が育つ

そんな未来に向かっています。

次回は、

<実社会と結びついた

体験学習のプラットフォーム>

【冒険者たち】の文章を紹介し、

今の気持ちをお話しします。