女性起業家として活動するなかで、ふと疑問に思うことがあります。

それは「月商100万円以上が成功者の証」とする風潮。特に、まだ中高生の子どもを育てている母親が、そうした“男性的”な起業スタイルを理想に掲げ、突き進んでいる姿を見たときです。

本当にその働き方が「豊かさ」なのか?

もしその女性に夫がいて、扶養に入れる立場だとしたら――。本来なら、扶養の範囲内で好きなことを仕事にしながら、もっと家族との時間を取れるはず。子どもとの関わりや、夫、両親との関係、そういった日常を大切にする選択もあるはずです。

たとえ月商100万円を達成したとしても、それが10年続く保証はない。むしろ、その後の20年、30年の人生をどう築くかの方がずっと大切ではないでしょうか。

また、どこかで家族との時間を後回しにしてしまった代償に、後から気づくこともあります。時間は戻せません。

私もかつて、家庭を顧みなかった

こんなことを偉そうに言っている私自身も、かつては起業に夢中になりすぎて家庭をおざなりにした時期がありました。およそ4年間。

「ママ、今すぐ帰ってきて」と泣きながら電話をかけてくる子ども。出られなければ10件以上の着信。夜、ようやく帰ると小4の長男が「遅い!」と怒る。

そんな日々を経て、私がようやく立ち止まったのは、長男の高校進学を考えるようになった頃でした。

家族との関係が深まると、なぜか仕事も安定する

長男と将来の話をする時間が増え、だんだんと信頼関係が取り戻されていく。

次男とも担任の先生と連絡を取り合い、朝や夕方、ちょっとした会話を重ねることで、彼も少しずつ本音を話してくれるようになりました。

気づけば、子どもたちと過ごす時間はどんどん増えていました。平日でも乗馬体験に出かけたり、藍染めを楽しんだり。そんな“家族との日常”が充実していく一方で、仕事はなぜか不思議と安定してきたのです。

女性的な起業とは、もっとしなやかで、バランスの取れたものでは?

起業って、「がむしゃらに突き進むもの」だけではないはず。

ときには子ども優先、ときには親の介護、ときには自分の体調と向き合いながら。家庭の仕事、夫婦の時間、地域との関わり……そうした“役割の時間”も含めて、バランスを取りながら、カタチを変えて続けていく。

そんな、しなやかで柔軟な起業のスタイルが、女性には向いているのではないかと思うのです。

たとえば、ちょっとしたことで助け合える関係。ちょっとしたものやスキルを持ち寄って、小さなビジネスをつなぎながら、自分らしく働く。

「小さなヘルプを出し合いながらの起業」こそ、私たち女性が、母であり妻であり、自分自身であり続けるための、ひとつの選択肢なのかもしれません。

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