【こども縁日プロジェクト】
準備会では
話し合いが進む中で、
子どもたちは12月の
キックオフミーティングで出た案を
思い出していきました。
出ていた案は、なんと10個ほど。
正直、大人目線だと
「どうやってまとめる?」
「そんなにできるの?」
と思ってしまいそうな数です。
でも、子どもたちは
「減らす」「選ぶ」ではなく、
“まとめる”方向へ思考を進めていきました。
まず出てきたのが、
動詞でまとめてみようという発想。
・あてる
・すくう
・さがす
というグループに分けて整理し始め、
途中から
・つくる
・いれる
も追加。
すると、
「これ、合体すればいいんじゃない?」
という声があがります。
たとえば――
あてる
・缶当て
・ボーリング
すくう
・ヨーヨーすくい
・スーパーボールすくい
・手作り品
さがす
・ビー玉 → ビー玉転がし
・くじ →
1等:スノードーム作り(つくる)
2等・3等:くじ
いれる
・高いところから落としたものが
穴に入ったら景品
こうして見てみると、
ほぼすべての「やりたい!」が
自然と設計の中におさまっていきました。
ここで大事にしたのは、
できる/できないを
大人が先に判断しないこと。
「こんなにたくさんできるの?」
「スペース足りる?」
「人数足りる?」
そんな問いも、
答えを出すのは子どもたちでした。
使えるスペースは約4m。
メジャーはありません。
でも、人の身長やテーブルを使って
実際に測り、
「いけそう!」と判断。
人数についても、
役割を一度決めて終わりではなく、
複数を行ったり来たりして協力する子、
一つの担当をじっくりやる子など、
自分が納得できる役割を
それぞれが選んでいきました。
「誰かが我慢する形」を
選ばなかったのも、
とても印象的でした。
みんなそれぞれ
「やりたい!」を持っている。
その気持ちは同じ。
ただ、内容が少しずつ違うだけ。
だから、
誰かのやりたいを消すのではなく、
お互いを認め合いながら
「全部やってみよう」
という方向に、
自然と向かっていったのです。
合意形成の場面では、
子どもたち自身の力も大きかったですが、
大人からはこんな関わりをしていました。
Aという考えが出たら
「Bという考えもあるよね」と
視野を広げる言葉を投げる
AとBで迷ったときは
「どっちかじゃなくて
Cという形にしてもいいよね」
解決の方法は、
決めるか、削るか、だけじゃない。
いくつもあるということを、
体感してもらいたかったからです。
こども縁日プロジェクトは、
「やってみたい」を叶える
プロジェクト。
失敗しても、
何か起きても、
その都度、調整すればいい。
「やる」と決めて動けば、
不思議と帳尻は合っていく。
だから、
とりあえずやってみたらいい。
この経験は、
縁日づくりだけで終わりません。
これからの
人間関係、話し合い、
そして社会に参加していく場面で、
きっと生きてくる力になると感じています。


